こんにちは!大手企業で〇十年仕事をしてきたキャリアカウンセラーのナッキーです!
バイトの報酬を受け取る時に口座番号を求められる場合もあると思います。学生さんのバイトなら、親が作ってくれた「ゆうちょ銀行」の口座だけということもあるでしょう。
アルバイト先の都合によりゆうちょ銀行がダメという場合の対処法を考えてみたいと思います。
アルバイト代の振込がゆうちょ銀行がダメな理由を考えてみる
今この記事をご覧になっている方は、バイト先から振込を「ゆうちょ銀行はダメだよ~」と断られた方だと思います。同じように通帳があってATMもあってなんの問題があるのかー!と怒っておられるかもしれません。
どうして、ゆうちょ銀行がダメなのか理由がわかると少し納得します。
バイト先のシステムにもよりますが、考えられる理由を記載してみます。
- バイト先のメイン口座が他の銀行
- 近くに郵便局がない
- 経理担当者の都合
1. バイト先のメイン口座が他の銀行
バイト先が、法人となっているお店だとか、比較的小さなお店であっても収支をはっきりさせるために口座を作っています。規模にもよりますが、税金の計算をするときにも口座を使っていくら会社に入っていくら出て行ったのかを帳簿に付ける関係上メイン口座は必要です。
口座を作る際には、使いやすいところかなにか関係のある銀行になることもあります。
一般の都市銀行や(三菱UFJとか三井住友とか)や地方銀行(埼玉銀行とか鳥取銀行とか)は、銀行のコード番号や振込番号の形態は似ています。
しかし、ゆうちょ銀行はちょっと表記が違います。
銀行のように送金をしようとすると、振込用のコードに変更しないといけないのでそれだけでも手間になります。
さらに、三菱UFJ銀行などでは、2021年1月からインターネットバンキングやモバイルバンキングでゆうちょ銀行に送金できるようになりましたが、システム等の問題で敷居が高い銀行もまだあることが考えられます。
2. 近くに(ゆうちょ銀行)郵便局がない
バイト代金の振込といえども全員分の手数料を払っていると結構な金額になります。振込手数料を少しでも安く抑えるためにゆうちょ銀行口座から直接送金したい場合、近くにないと手続きができないですし、パソコンなどで利用するダイレクト機能を使うにも登録が必要になってしまいます。
3. 経理担当者の都合
ゆうちょ銀行は、一般の都市銀行などを比べると若干手続きや口座番号も違います。バイト料金ひとつ支払うにも、決まった日に着金するようにしていると思います。
経理をする人にとっても正確に手間がかからない方法を考えるとコード番号などを変換しないといけない「ゆうちょ銀行」を省く選択肢もでてくるかもしれません。
アルバイト代のために他の銀行の口座を作る
さて、アルバイト先から「ゆうちょ銀行」をダメと言われた場合の対処法を考えていきましょう。現金給付がダメならやはり銀行の口座を作ることになります。
銀行口座を作るには本人証明があれば未成年でも作ることができます。急いでいる場合には、必要なものを持参して銀行に直接行けば郵送よりも早くなりますので、うまく使い分けてください。
【例】三菱UFJ銀行の口座の開き方(15歳以上)
スマートフォンアプリもしくは店頭で口座を作成することができます。例えば、銀行の開いている時間に行けない場合にはスマホでやるといつでもOKです。
- スマートフォンアプリ
- 銀行に行く
必要な書類と必要なもの
ご本人確認書類、マイナンバーが確認できる書類、ご印鑑(シャチハタ印等は不可)
※ご本人確認書類は、1つで使えるもの、2つ以上ないと証明書にならないものなどがありますので、公式で確認してください。
ひとつ口座を作っておくと、今後どこかに就職してからも使えますので、あらかじめ手続きをしておくと便利です。
現金給付をお願いしてみる
すぐに口座が作れない場合や、バイト先がシステム上大丈夫そうなら「現金給付」をお願いしてみるのもひとつの手です。ただし、お金を受け取った時に受け取りの証明として、印鑑かもしくはサインが必要になるかもしれません。
みとめ印などは、300円くらいで購入できますので用意しておけばスムーズです。
口座を新規で開設するかもしくは現金給付となりますが、どうしてもゆうちょ銀行がダメなら臨機応変に対応してみてください。
ゆうちょ銀行の通帳コピーがとれない場合の対処法
次に、バイト代を振り込むために通帳番号が書かれている表紙のコピーが必要と言われるところもあります。社会人になると通帳に毎月給料が振り込まれるので管理しますが、日頃使っていないとどこに行ったのかわからなくなりますよね。
「確か持ってるはずなのに・・・」と探しても見当たらない場合もあります。
ゆうちょ銀行の場合には、原則として「ひとりで1つの口座」となっていて、口座をもっているのに新たに開設はできませんので、そんな場合の対処法をお伝えします。
- ゆうちょ銀行通帳の再交付を申請する
- キャッシュカードで代用できるか確認
1. ゆうちょ銀行通帳の再交付を申請する
口座自体は元々持っていて通帳だけなくしてしまった場合には、再交付申請をすると通帳が発行されます。ただし、窓口に必要書類を持って手続きが必要ですし、処理をしてもらい通帳が届くまで時間がかかります。(料金も必要)
出典:ゆうちょ銀行
- 再発行請求書
- お届け印
- 本人確認書類
「お届け印」に関しては、最初口座を作った時に登録した印鑑が必要です。
「本人確認書類」はマイナンバーカードや免許証など顔写真のあるもの、保険証のような顔写真のないものは追加で別の書類が必要となります。
2. キャッシュカードで代用できるか確認
バイト先がどうして通帳のコピーを必要とするかは、振込に必要な記号番号などを確認したり、必要書類として保管したりするからです。つまり、実際はゆうちょ銀行の番号と名義が必要なので、ゆうちょのキャッシュカードに書かれているもので足りる場合があります。
もし、時間の関係上、郵便局に行けないとかお届け印をなくして再交付もできそうにもない場合には、ゆうちょ銀行のキャッシュカードのコピーで代用できないか伝えてみるのも良いと思います。
バイト代の受け取りでゆうちょ銀行がダメな場合 「まとめ」
バイト代金の受け取り口座でゆうちょ銀行がダメな場合には2つの代替方法があります。
- 別な銀行の口座を作る
- 現金給付をお願いしてみる
このページでは、三菱UFJ銀行の口座開設についてお伝えしましたが、もちろんあなたの家の近くの銀行があればそこでもいいと思います。ただ、将来社会人になる予定の方などは、都市銀行にしておくとなにかと便利だったりするのでおすすめです。(三菱UFJなどはポイント制度もあるようなので・・・)
現金給付の場合には、仕事に余裕がある会社ならOKがでるかもしれませんが、やはり手間なのでサラッと聞いてみてダメなら別口座を作りましょう。