こんにちは!大手企業で〇十年仕事をしてきたキャリアカウンセラーのナッキーです!
アルバイトやパートで仕事が決まったのは良いものの、見ていたよりもキツイ仕事だったりとか、周りの環境が合わないなど問題が出る場合があります。すぐにでも辞めたいけれども言い出せない方も多いのではないでしょうか。
周りは「頑張れ」なんて無責任に言うけれども、仕事環境や自分の検討違いで辛くなって泣けてくる場合もあります。実際私も不景気で仕事がなかった時にパートをしていましたが辞めたくて仕方ないお仕事もありました。
そこで、アルバイトを始めてから1か月で辞めれるのかどうか、どうやって伝えればベストなのかなどお伝えしていきます。
アルバイトを1か月で辞めたくなる理由を整理
アルバイトは、社員のように重い責任はないものの単純作業やシフト勤務のお仕事、さらに居酒屋のような人手が足りない場所で採用されることが多いですよね。
- 思ったよりも仕事が辛かった
- 覚えることが多いので大変
- シフト時間が自分の生活とあわなかった
- 上司や同僚がキツイ
- 体力がもたない
パラハラとはいかないまでも、忙しい職場なら戦場のようになることも多く、働いている人の余裕がないために言葉がきつくなってしまうこともあります。
人間関係でも、どれだけ良い人ばかりだったとしても合わないこともありえますので辞めたくなる気持ちもわかります。
アルバイトを1か月で辞めるのは早いのか考えてみる
まだアルバイト初めて1か月なのに辞めるってどうなのかと悩む方もおおいと思いますが、アルバイトの場合はシフトが結構大変だったり、学生さんならやってみて時間帯が授業とすり合わせることができなくなったりと続けられなくなる理由もあります。
どれだけ店長や上司が良い人でも性格のそりが合わないこともあるでしょう。実際私もパートをした経験がありますが、パートやバイトがどんどん短期間に離れていく職場も多いですし、潜在的な「問題」を抱えたまま忙しさで改善できない職場もあります。
ですので、バイトに入って1か月で辞めたくなるのにはいろんな理由があると考えます。
ただ、自分自身の問題で辞めるのならば、今後のことも考えて少しだけでも分析しておけば次の仕事の時に役立ちます。例えば、できると思ってたけど無理なシフトを入れてしまっていたとか、学校の授業との両立が思ったより辛かったとか。
そんな場合なら、お仕事内容や時間帯も今後考えていくと失敗しづらくなります。
アルバイトについて悩んだ場合の相談する場所はある?
余談になりますが、例えば、アルバイトの悩みの中でも「契約条件」「休憩が短い」「準備時間も働いているのにバイト料の追加がない」「休みが取れない」など労働条件や待遇に関するものなら相談できる機関があります。
学生さんなどは聞きづらいこともあるかもしれませんが、知識を知っておくことで解決する場合もありますし、上司の一方的に言うことだけで悩むこともありません。
上司にどう伝えるのかは工夫が必要ですが、問題によっては、なにも知らないで悩みながら働くよりも気持ちが楽になるかもしれません。
厚生労働省が監督している「労働条件相談ホットライン」ではフリーダイヤルが設置されています。
労働条件相談ホットライン(0120-811-610)
労働条件相談ホットラインでの相談とは
- 働く時の条件
- お給料のトラブル
- 減給などの措置について
- 勤務時間・残業・有給休暇
- ノルマ
- ハラスメントなど
アルバイトを1か月で辞めたい場合のきまりなど
アルバイトは一般的には期間を定めない雇用(無期雇用)の場合は、2週間前までに伝えることで退職ができることとなっています。しかし、もしあなたが職場に採用されるときに雇用主との決め事があった場合にはそれに従います。
忙しい職場などでは、人が減ってしまうことで生産性が落ちたり他のアルバイトの仕事が余計にきつくなる場合もありますので、辞める時には前もって話をした方が良いでしょう。
バイトを1か月で辞めて非常識と思われないか・・・
これもいろんな考え方があるようです。たとえば、コンビニなど様々な作業を覚えないといけない職場などでは「引継ぎ」をしたり店長自ら「研修」に近いレクチャーをするでしょう。
もちろん、居酒屋だったとしても料理の聞き取り方や持ち運び方法、キッチンへの対応など様々なことを教えます。
これから働いてもらう人に多くのことを教えた後でサッと辞められたらやはりまた新しい人を教育しないといけないので、早いうちに決断してほしいと思う人もいるようです。
もちろんケースバイケースなので、「辞めたい」気持ちが出てきた時に「なぜ」辞めたいのか、なにか改善できないものかは相談できれば良いですね。
上司や同僚によっても考え方が違う
世の中いろんな考え方の人がいます。1か月で辞めることに理解を示す人もいれば、もう少し我慢しないとといけない考える人もいるでしょう。人の考え方を変えるのは難しいので、辞めると決めたならば伝えることは苦痛でも「社会勉強」のひとつと考えてしまうと気持ちも楽になります。
ただ、伝え方とタイミングは「誠意」ある行動をしてください。
アルバイトを1か月で辞めたい場合の上司への伝え方
アルバイトを1か月で辞めるにあたっては、もちろん(家族が倒れたり)突然いう状況もでてくるでしょうが、自分の理由などはできるだけ早めに上司(責任者)に相談しておく方がスムーズです。
もし、辞めたい理由が上司だったとしてもあまり表に出してしまうよりも上手に回避しながら伝えた方がよいでしょう。例えば、「あなたの指導が悪いから嫌だと」言われてしまえば、その上司も嫌味のひとことくらい言うかもしれません。
相談事があるとあらかじめ伝える
上司によっては古い考えをする人もいるので、緊急なこと以外はライン等は避けた方が良いでしょう。(ラインやメールが良いと上司から言われていた場合には例外です)あらかじめ、時間をもらうように打診しておき上司の指示に従いましょう。
「○○さん、相談事があるので〇日の〇時は空いていますか?」
「お忙しいところ申し訳ありませんが、退職の件でご相談したいことがあります」
さらに「退職したい意向」は、一番最初に上司に伝える形をとりましょう。誰か同僚に「辞める」と言ってしまうと、噂となって広まる場合があります。どれだけ口止めしても一度口に出した言葉は広まる可能性がありますので、本当に辞めたいなら一番最初には肩書のある上司に伝えてください。
もちろん、上司もずっと忙しい人もいるのですべての人に向いているとは言えませんが、一応段階を追って辞めた方が気持ち良いですよね。
上司が忙しくどうしてもすぐに時間を作れなさそうなら、時間をずらすもしくは最悪電話などで伝えましょう。
アルバイトを1か月で辞めたいと告げた後
キチンとした退職の意志を伝えた場合、もちろん嫌な顔をする上司もいるでしょう。しかし、伝えてしまった後はもう少しだけの我慢です。居心地が悪いかもしれませんが、残りの日数は次のことでも考えて乗り切りましょう。
(体調が悪い場合には休めないか同時に話をすればよいと思います)
もし上司がそっけない態度の場合、上司自体の性格もあるかもしれませんが、上司も雇われている身なのでアルバイトの穴を埋めるために次のことを考えて悩んでるかもしれませんのでそうやって考えると気持ちが楽になります。
アルバイトに限らず、パートでも派遣でも不思議と従業員が長続きしない職場もあります。なので、1か月で辞めたいというのはただのわがままと落ち込むこともありません。
ただし、辞めるにあたっては最低限の「礼儀」と「タイミング」を考えて伝えると良いと思います。